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はじめの様子
さきちゃんは3歳4ヶ月でご家庭のサポートを開始。言葉は「ママ」「ワンワン」など単語が5語ほど出ている段階で、会話にはなっていませんでした。物を投げる、テーブルの上の物を落とすといった問題行動が多く、ご家族の負担も大きい状況。外出時には突然走り出してしまうこともあり、安全面でもご心配がありました。トイレはオムツを使用しており、排泄の自立はまだこれからという段階でした。
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成長設計で目指したこと
・年齢に合った会話力を育てる
・問題行動を減らす
・外出時の負担や不安を軽くする
・トイレトレーニングの完了
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1年半後の変化と成果(4歳9ヶ月)
・文章でのやりとりがスムーズ、日常会話もやりとりできるように(※発音の課題は少し残る)
・問題行動はほぼ消失し、ご家庭での安心感が大きく向上
・外出時も落ち着いて行動できることが増え、家族でのお出かけがしやすくなった
・トイレトレーニングは開始2ヶ月で完了し、完全にパンツで生活できるように
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成長の歩み(表で見る変化)
開始時
(3歳4ヶ月)6ヶ月後 卒業時
(4歳9ヶ月)自発的
な発語単語5語ほど 約50語に増加 年齢相応に
文章で会話問題
行動頻繁にあり 軽減 ほぼ消失
(ごく一部残存)トイレ オムツ使用 開始2ヶ月
でパンツへ完全にパンツ
で自立外出時
の困難強く見られる 徐々に軽減 ごく一部に
残るが安定 -
成長設計図
私たちのABAセラピーOur ABA Therapy
「待つ」のではなく
「変える」療育へ
“成長を設計する”
という選択
「様子を見ましょう」
と言われたけれど、
どうすれば成長につながるのか
分からない…。
そんな不安を抱えるご家族のために、
Family ABA Supportsでは
“戦略的に成長を引き出す”療育
を行っています。
今のお子様に必要なスキルを見極め、
「どんな順番で・何を・どうやって」
伸ばしていくかを設計し、
将来との差分を埋める。
成長を“待つ”のではなく、
あらかじめ成長のロードマップを描き、
そこから逆算してプログラムを組む、
それが私たちが行う戦略的療育です。
一般的な療育 (感覚派) |
戦略療育 (設計型) |
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ゴール | 曖昧/近視眼的 | 明確/未来 から逆算 |
スキル 選び |
今できそうなもの | 将来必要な ものを逆算 |
支援 内容 |
その場対応/ 日替わり的 |
設計に基づく 一貫性 |
成果の 見え方 |
小さな進歩が 見えにくい |
成長の軸が明確 ・再現性がある |
クライアント様の
成長設計ストーリーWorks
さきちゃんの場合
(3歳4ヶ月 → 4歳9ヶ月)
れおくんの場合
(3歳6ヶ月 → 5歳11ヶ月)
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はじめの様子
れおくんがセラピーを始めたのは3歳6ヶ月の頃。当時はほとんど言葉でのやりとりが見られず、人の言葉を真似る(オウム返し)こともなく、自分の思いを伝えるときにはジェスチャーや指差しに頼る姿が見られました。ご家族としても「このまま会話ができるようになるのだろうか…」という不安を抱えながらのスタートでした。
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成長設計で目指したこと
・年齢に合った会話力を育てる
・言葉による感情表現を促し、気持ちのコントロールを助ける
・周囲の状況や人の意図を理解できるようになる
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2年半後の変化と成果(5歳11ヶ月)
・ご家庭や幼稚園で、文章でのやりとりがスムーズに、自分の考えや気持ちを言葉で伝えることができるように
・言葉で伝えられるようになったことで、かんしゃくなどの感情的な反応もぐっと落ち着くように
・周囲の状況理解は一部課題が残るものの、以前よりずっと柔軟に対応できる場面が増えた
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成長の歩み(表で見る変化)
開始時
(3歳6ヶ月)6ヶ月後 卒業時
(5歳11ヶ月)自発的
な発語なし 50語程度 年齢相応に
文章で会話感情コン
トロール難しい 軽減 自分の感情を
言語化できる
ように周りの環境
の理解難しい 難しい 軽減 -
発達検査の推移
・2歳11ヶ月 言語43 認知67 姿勢80 全領域 /
・4歳 0ヶ月 言語69 認知79 姿勢94 全領域 75
・5歳 2ヶ月 言語94 認知105 姿勢/ 全領域 98(新版K式2020上では発達の遅れなし)
かいせいくんの場合
(3歳0ヶ月 → 5歳4ヶ月)
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はじめの様子
かいせいくんがセラピーを始めたのは3歳のとき。当時は発語がまったくなく、目が合うことも少ない状態でした。簡単な指示も通るときと通らないときがあり、意思疎通がむずかしく、ご家族も日常の中で大きな不安を抱えていらっしゃいました。
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成長設計で目指したこと
・発語を促し、年齢相応の会話力を育てる
・言葉の理解を深め、やりとりの土台をつくる
・対人距離や社会的なふるまい(あいさつ・順番・他者への配慮)を身につける
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2年4ヶ月後の変化と成果(5歳4ヶ月)
・たどたどしさはあるものの、やりとりのある文章での会話がしっかり成立。自分の思いや希望を言葉で伝える力が育ちました
・言葉の理解も年齢相応になり、指示や会話の内容をきちんと理解して行動できるように
・人との関わり方に関してはまだ課題が一部残るものの、あいさつや簡単なやりとりが自然にできる場面も増えています
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成長の歩み(表で見る変化)
開始時
(3歳6ヶ月)6ヶ月後 卒業時
(5歳4ヶ月)自発的
な発語なし 50~100語
程度基本コミュ
ニケーション
は問題なし言葉の
理解難しい 軽減 年齢相応 外出時での
対人行動難しい 難しい 一部残存 -
保護者の声
2年4ヶ月間お世話になり有り難うございました!ご相談当時は全く発語が無く、目もほぼ合わなかった状態で、今後が非常に不安でした。そんな中、少しでも出来る事は無いか悩んでいた時にABAを見つけ、幼児期に出来る事はやり切りたい、何とかこの子とコミュニケーションが取れるようになりたい、という考えからお願いしましたABAはどこかで息詰まるのではないか?等不安な部分もありましたが、色々な同時並行のプログラムの成果もあり、特に印象的だったのが音声模倣で発語が出るようになったのは感動でした。発達検査でスコアが飛躍的に伸びた事も大きかったと思います!
戦略的に狙って
変えていく変化Our ABA
上記でご紹介したストーリーは、
ご家族とともにお子様の成長設計を行い、
「待つ」のではなく「狙って伸ばす」
療育を実践したことで、実際に見られた
“変化”の一例です。
言葉の変化
「言葉を待つより、狙って伸ばし、私たちが引き上げる」この方針に基づき、
無発語のお子様に対しては以下のようなステップで、計画的に言語スキルの獲得を支援しました。
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モチベーションの創出
話す前にまず、他者に伝えたい“動機”
を生み出すことからスタートします。
欲しいもの・注目してほしいこと・
気持ちなどを表現する必要がある状況
をつくり、
そのための手段として
Picture Exchange Communication System(PECS)
と言われる写真
と実際の物を交換するシステムを
導入しました。 -
非言語コミュニケーション
の土台づくりことばに入る前に重要なのは、
他者とつながる力。
視線、指さし、
ジェスチャーなどの非言語の行動指標をStep1と並行して育てていきます。
これは、次の模倣スキルの段階で必要な
「他者を見る力」につながります。 -
模倣スキルの習得
音声言語を使うためには、
まずは模倣の力が必要です。
動作模倣 → 口形模倣 → 音声模倣
と段階を追って、「真似する力」
を伸ばしていきました。 -
発話のステップアップ
模倣が整ってきたら、
いよいよ音の獲得に進みます。
1音 → 2音 → 1語 → 2語文と、
必要な発話のかたちを段階的に
獲得していきます。 -
実用的な言語スキルへ
単語が出るようになった後は、
選択や理由説明、日常のやりとりなど、
実際に使える“会話力”
を育てていく段階に入ります。
このように、ことばの発達には順序と設計があり、適切なアプローチを重ねることで、
たとえ今は発語がなくても、確かなステップで会話へとつなげていくことが可能です。
社会性の変化
「どの力を伸ばすかが解決のかぎ、社会性は”スキル”として教えられる」
――発語とは違い、社会性を構成する力を複数並行して教えていきました。
社会性を構成する
「狙って伸ばせる力」一覧(例)
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例①
共同注意
人と同じものを見る・指差しを共有する
相手の指差しを認知し、同じ方向を見る
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例②
一緒に遊ぶ
ゲームのルールを理解し、
最初から最後まで同じ空間にいる・ゲームのルール理解
・最初から最後まで物事を遂行するスキル -
例③
会話力
他者と首尾一貫して会話をする
・トピックにずれずに継続して話す
・適切に質問する
・あいづちをうつ
・適宜、アイコンタクトをする -
例④
感情理解
相手の表情・声色を考慮し、
自分の行動を修正する相手の感情に気づき、
それを考慮し、行動に落とし込む
思考プロセスを反復練習する
Family ABA Supportsでは、多くのお子さまの成長設計に携わってきた豊富な経験があります。
また、「なぜそのような行動が起こるのか」を科学的に分析し、
「どう教えれば成長につながるか」を考えることができる、ABAの国際資格を取得しています。
だからこそ、お子様と“なんとなくの関わり”ではなく、成長を“狙って”サポートでき、
設計した目標に向かって最短ルートで到達できるマップを描くことができます。
だからこそ、できる戦略療育
を一緒に考えてお子様の成長設計をしていきましょう。
よくある質問Q&A
- 自費の療育は不安です。本当に効果があるのでしょうか?
- 自費療育はまだ選択肢が少なく、ご不安に思われることもあるかと存じます。しかし、私たちのサービスは「ただ回数をこなす支援」ではなく、ご家族が今抱えているお悩みを具体的に解決することを目的としています。 そのために、“いつ・どこで・どのスキルを伸ばすか”を一つひとつ戦略的に設計した療育を行っています。たとえば、「水遊びを一日中やめられない」「兄弟を叩いてしまう」といった行動の背景にも、必ず理由があり、変化を促すには確かな設計と専門的なアプローチが必要です。 私たちは、そうした一つひとつの課題に対して、ご家庭と一緒に丁寧に取り組み確実に変化をもたらします。まずは、「無料アセスメントと無料体験セラピー」をお受けください。「最初から訪問してもらうのは少し不安…」というご家庭には、家庭療育サポートオンラインサービス(こちらのリンク)もご用意しております。
- 他の療育と何が違うのですか?
- 私たちの支援のいちばんの特徴は、「どんな順番で、どこを伸ばすか」をあらかじめしっかり設計することです。 だから、ただ様子を見るだけで時間が過ぎていく…ということはありません。一般的な療育では、今目の前の行動に対応することが中心になりがちです。 しかし、私たちは「この先、お子さまが困らないようにするには、どんな力を育てていくべきか?」を見据え、【ムダなく育てる“逆算型”のサポート】をしています。支援を始めるときには、まず保護者の方と一緒に「今、どんなことで困っているか」「何ができるようになったら嬉しいか」を丁寧に話し合います。 そのうえで、お子さまにとって必要な力を見極め、優先順位をつけながら、最短ルートでの成長を目指していきます。
- プラン変更や途中解約はできますか?
- はい、大丈夫です。プラン変更については1ヶ月前の通知でご変更いただけます。途中解約は4ヶ月目以降から1ヶ月前の通知で解約いただけます。
- どれくらいの期間続けるのが効果的ですか?
- 短期間の訪問でも得られるスキルもありますが、効果的なのは6か月~12か月以上の継続です。期間は「お子様の年齢」「目指すゴール」「家庭の状況」によって個別にご提案いたします。ご家庭の成長ペースに合わせて柔軟に療育の設計を行いますので、まずはご相談ください。
- 家庭での取り組みは必要ですか?
- 週1回のプランでは、ご家庭でのご協力をお願いしております。一方で、週2回以上のプランでは、基本的に私たちにお任せいただいて問題ありません。ただし、お子さまが最も多くの時間を過ごすのはご家庭です。そのため、ご家庭での取り組みを併用していただけると、プログラムの進行がさらにスムーズかつ効果的になります。