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自閉症児の余暇スキルに関して
こんにちは、皆さま。
寒い日が続きます。あんまり春っていう感じがしないなぁと思っていたら
近くのショッピングモールに造花ですが、桜が咲いていました。なんだか、ほっこり。
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さて、今日のお話ですが、余暇スキルについて。
どんな人も趣味や余暇活動を探すのは難しいので、自閉症児と入れようかと迷いましたが今回はあえて入れます。
私たちは普段就学前の小さな子ども達や小学校の子ども達を対象にセラピーをやっていることが多いですが今の子ども達は本当に忙しい・・
療育行って、デイに行って、週末はお絵かき教室や塾にも行って毎日毎日学校の後にたくさんやることがあります。
そんなことを高校生の子を持つお母さんとお話をしていた時に、そのお母さんが
「だけど、18歳になると全部なくなっちゃうんですよね」と。
放課後デイも18歳まで、その後がA型やB型の作業所だけれども、どこも空きがないとよく聞きます。
考えてみると、0歳〜18歳の18年より、18歳〜80歳の方が随分と長い。
18歳以降、何をして過ごすのか。
グループホームに入るにしてもテレビを楽しんだり、本を読んだり、編み物やお裁縫、自転車に乗って散歩など、パソコンで何かを制作したりなどの時間が必要になってきます。そのため、自分のよりどころとなる趣味や余暇活動を持って欲しいです。
ABAに基づいてのセラピーも小学校高学年、中学生、高校生となるとプログラムの内容がガラッと変わります。
今まで教えていた文字、お話の仕方などに加えて余暇活動に必要なスキルの習得が入ります。
代表的なのが
- アルファベットの習得からのタイピング:これは自分で好きな動画や調べ物などをするためにキーボードを打つ練習です
- 自転車の練習:コマ無しで道路のルールを守りながら自転車を乗る練習をします
- 裁縫の練習:キットなどでお財布などを完成させる練習をします
- クッキング:料理の調理方法を調べて自分で材料を買い、おうちで作る練習をします
今、あげた分でも細かな小さい必要なスキルが隠れていて、それを習得していないと余暇の行程で止まってしまいます。
【楽しいことをするために練習が必要】はなんだか矛盾している気もしますが
【練習を重ねると楽しいことに到達できる】は何にでも共通することな気もします。
最近、ハマっている「りくですよ」チャンネル。
りくくんの将来の夢。
なんとかなんとか「これやりたい!」と思った時にやりたいことの機会を提供できる人になりたい。
私たちのミッションとする「安心できる未来を創る」というのはそこまでやってこそだと。
ミッション遂行の日々は続く。
自分自身も例外ではないですが、親が先にいなくなってしまうので子どもにはなんとか自分の人生を楽しく生き抜く力を持って欲しいなと思っています。
今日はここまで!
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