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自己刺激にはどう対応したらいい?
皆さま、こんにちは。
週末はほぼずっと雨の大阪でした。
桃鉄を頑張って進めていますが、キングボンビーを恐怖に感じる日々。
キングボンビーにつかれた際には「あ!手がすべった!」とさながらゲームを切るという小学生ばりの荒技をかましています。
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さて、自己刺激行動。
自己刺激行動は行動の機能の中でも自分で自分を喜ばせることができる機能を持つ行動なので変容が一番難しいと言われています。
私たちもする貧乏ゆすり、髪の毛を触る、独り言など。(自傷等は今回は含みません)
俗にいうこういった「クセ」はなかなか抜けないのではないかなと思います。
よくお話に出てくるのは「おうちで一人でしているときはいいけれども、外ですると周りの目が・・」ということ。
自己刺激行動は大抵その場の「ルール」で頻度を抑える行動なので、例えば貧乏ゆすりをしていたとしても面接という場面ではしない、独り言を自室では言っているけれども電車の中では言わない、など場面によって変えることができます。
しかし、言葉をまだ学習中な子どもたちは「ルール」を100%理解する言語スキルがまだ確立されておらず、その場面で適切な行動することによって、または「ルール」を守ることによって、得ることのできる結果事象(他者と良い関係性を築ける、その場所に再度来ることができる、など)の重要性や随伴性の理解が難しいことがあるため、なかなか「ルール」を守ることができません。
そうなると自己刺激行動はそのまま出続けることになります。
解決策としては
- ルールの理解
- 代替行動の確立
(上記に加えて刺激が入るのを阻止もありますが、今回は触れません)
「ルール」をわかってもらおうと試行錯誤をしてやってみるのも、もちろんOK !言葉だけで説明をするのではなく絵などを使いその場のルールを理解してもらう、そして特定の場所に行く前に説明をしたりおうちでロールプレイをして練習を重ねます。
その上で、代替行動と言われる同じ刺激を受けることができる別の受け入れられやすい形式の行動を定着させる方法があります。
例えば
「電車の中で独り言が出てしまう」→「音楽を聴く」や「棒付きの飴を舐める」に変更。
「胸を揉んでしまう」→「肩を揉む」に変更。
などです。
考え方としては2段階に分ける方法で
①ルールの理解が伴わない場合や、すぐの解決方法が欲しい場合は代替行動を確立してその場でしていても妥当な行動に変容する
②ルールが理解できるようにしていく
です。
①だけやってしまおうとすると対処療法となり、ずっと代替行動を探し続けなければいけなくなるという一方で②のルールの理解は根本の解決にはなりますが定着するのにとても時間がかかります。
そのため、1段回目でまずは目下の課題を解決して2段回目でルールを理解してもらうことによっての根本解決を目指します。
自己刺激行動の変容は非常に難しい+時間がかかります。
部屋でのジャンプなどは基本あっても問題ないのですが、現代の暮らしとなかなかマッチしないのが辛い・・・
できるだけ温かい目で見守りたいねんけどなぁ・・
今日はここまで!
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