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子どもの成長に目標があってもいいのか
皆さま、こんにちわ。
さて、今日は少しデリケートなお話かもしれません。
Family ABA Supportsではお問い合わせいただいたご家族に対して
「いつまでにお子様にどうなって欲しいという希望はありますか?」という質問を聞きます。
そうすると3種類の返答があって
「はい、就学までには簡単なコミュニケーションが取れるようになってて欲しいです」という方
「いや、特にそういうのはないんです」という方
「今、そのようなことを望んでもいいのかわからないです」という方
どの回答もとても正直な気持ちだと思います。
では、療育はこのような返答に対してどうあるべきか、どんなポジションでいるべきか、ということ。
療育支援者の中には「療育は子どもに何かをさせるためのものではない」と言う人もいるかもしれません。
「そんなにやらせてかわいそう」
「むりさせないで」
その言葉を聞いていつも思うのが「では、何もしないことがいいことなのか」「無理させるのは悪いことなのか」ということ。
自閉症で話すことができなければ「無理はさせてはいけないのか」と疑問に感じます。
なぜ「やればできる」と思わないのか。
どの時代も親は子どもに「こうなって欲しい」「あんな風になってほしい」「子どもと一緒にあれをしたい」と思うものだと思います。
「自閉症だから」という理由で、子どもの成長を願わずにいるのはとても難しいことです。
障がいがあっても、なくても
「一緒にどこかに出かけたい」
「一緒に旅行に行ったことを話したい」
「一緒にテレビを見て感想を言いたい」
そう思うのが親としては当然で自然です。
周りにいる人が何か言ってくるかもしれません。だけど、子どもの成長を願わない親はいません。
だから、どんな子どもの成長にも目標や理想は持っていいんです。
家族の理想をサポートするために療育はあると思っています。
ご家族が持っている目標を手伝うのが我々療育支援者の役目です。
今日はここまで
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