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日本にはセンソリーグッツが少ない理由を考察
皆さま、こんにちは。
昨日は梅雨のスコールで帰り道に大雨にふられて一気に晩ご飯を作るモチベーションがなくなりました。
さて、最近思う。日本ではなぜにこんなにセンソリーグッツが少ないのか。
センソリーグッツはSensory Goodsのことですが、体性感覚に適切に刺激を入れるためのグッツのことです。
例えばVerbal Stimmingと言われる自己刺激の言語(無意味言語の発声) が多いのであれば
こんな感じのグッツを使って日中のそのような言語行動が減るかを確認してみる。
運動がなかなか足りないのであれば
こんな形の伸びる布でできた服を着てみて日中の行動の強度と頻度が減るかをみてみる。
椅子をガタガタするのであれば
こんな感じで学校以外の椅子でガタガタさせてみて同じような刺激を入れてみる
上記は全てアメリカのアマゾンから商品の画像をとったもので、なかなか日本で同じものを見つけることができません。必要な子はたくさんいそうなのに、です。
ふと、なんでだろう・・と考えました。
そこには日本の「そのままでいい」主義があるのかなと。
私は高校生まで日本で過ごしてそこからカナダに行きました。
高校生まではABAはもちろん、自閉症という言葉の意味を深く考えたことはなく日々を過ごしていました。
カナダの大学を卒業した後に現地のABAエージェントで働き始めましたが、その時衝撃を受けたのが
【様子見はしない】という姿勢。
いや、厳密にいうとその時はそれが「そんなもの」だと、そりゃ家族から相談や不安なことがあったら解決をするためにいろんな解決案を提案するよな、と思っていました。
そして日本帰国。
色々な人の話を聞いていると「様子見」が多い、「そのままにしておこう。それが個性だから」がもっと多い。
その時にカナダ時代との差を感じ、衝撃を受けて思ったことが
「では、私たちの仕事が存在している意味って何?」
いやよく、わかる。全ては解決できないことはすごくよくわかる。
だけれども、少しの可能性にかけて自分たちの知っている知識と技術を差し出すということがこの仕事をしている人達の責任なのではないかと。
私たちの技術を求めてきてくれているご家族にそれを差し出すのが責務なのではないかと。
自分たちにできることがないからという理由で他責にするために「様子見」というのは職務責任を放棄している。
もし、できることがなければ他の医療機関を紹介したり、知っている専門家を紹介してほしい。
センソリーグッツの内容からは離れましたが、日本でセンソリーグッツが少ない理由は
「そのままにしておく」というのが基本的な考え方という根本があるから?
それとも
求めている刺激と別の方法で刺激を入れるのが変だから?
理由は色々とありそうですが、本日は私の恣意的な解釈を挟んでみました。
正直、日本の技術があればもっといい精密なその子にあったセンソリーグッツが作れるんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。
他のご意見ある方はぜひDMください。
今日はここまで!
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