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質問を引き出す訓練方法①

空梅雨で今年の6月は終わると思っていましたが、今日になって突然の雨・・本格的な梅雨突入でしょうか・・・ムシムシしますね。

さて、環境アレンジメントで言葉を引き出すことを書いてきましたが、今日は具体的に質問を聞きだす方法を書きたいと思います。

ABLLS-Rというアセスメンツールに基づいてみると、発達段階の最初の方で出てくる質問が「どこ」と「なに」と記されています。したがって、今日は子どもから「どこ?」という質問を引き出す遊びの手順をご紹介したいと思います。

「どこ」という質問に関しても以下の2通りがあります。

①実際に手で触れる物(物質的に存在している物)について「どこ(にあるの)?」という質問をして情報を引き出すこと

例:
ー アイパッドどこ?
ー ママ、どこ?

②相手の経験について「どこ(助詞)(動詞)?」という質問をして情報を引き出すこと

例:
ー どこに行ったの?
ー どこで食べたの?

などです。

今日は、①の「どこ?」という質問をして物質的なものの場所の情報を得る質問を引き出すゲームの手順をご紹介します。ちなみに、この時点で前置詞の受容理解を習得している必要があります。(前置詞の習得の仕方はまたの機会にお話しします)

名付けて「○○を隠したよ!ゲーム」

  1. 子どもが好きなものをわざと隠し、「○○隠したよ!」と伝える
  2. フルプロンプトを使って「どこ?」とプロンプトを提供し、子どもに「どこ?」と言ってもらう
  3. 大人が「椅子の上〜」と答えを言う
  4. 可能であれば自発的にそれを取りに行ってもらうか、プロンプトを提示(指差しや身体プロンプト)しそれを取りに行ってもらう。
  5. 取りにいったもので少し遊んでもらう(強化)

最初はこの構造化された環境の元で「どこ?」という質問を引き出しますが
慣れいくにつれて指示であるSD(Discriminative Stimulus)を「○○隠したよ!」ではなく「あれー〇〇ないなぁ・・」などのもう少し自然な会話に移行していくことで定型化されたパッケージの中の会話ではなく
自然な環境下でこのような会話を引き出すことができるかもしれません。

試してみてください。

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